ミヤコマドボタル

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シリーズ「宮古島の自然と昆虫」最終回

 ミヤコマドボタル(Pyrocoelia miyako Nakane, 1981)は、ホタル科マドボタル属で、宮古列島(宮古島、下地島、伊良部島、来間島、池間島)にのみ生息する固有種であるが、昨今の宅地開発等により生息地そのものが減少し、ホタルも減少傾向にある。環境省カテゴリでは準絶滅危惧(NT)にランクされ、都道府県のRDBでは、沖縄県において準絶滅危惧種に指定されている。
 ミヤコマドボタルの生態や生息環境などは未知の部分が多く、今後の沖縄県立宮古高等学校 生物部の研究に期待し、保全が進むよう願いたい。

 この記事においては、ミヤコマドボタルの写真枚数を控えたので、その他の写真は、こちら 様々なホタルの写真をご覧いただきたい。また、ミヤコマドボタルに関する調査報告結果は、こちらミヤコマドボタルをご覧いただきたい。

IMG_2837.jpg

発光するミヤコマドボタル
Canon EOS 7D / SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG
絞り優先AE F2.8 15秒 ISO 3200(撮影地:沖縄県宮古島市 2012.09.08)

IMG_2838.jpg

ミヤコマドボタル
Canon EOS 7D / SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG
絞り優先AE F5.6 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用(撮影地:沖縄県宮古島市 2012.09.08)

IMG_2839.jpg

発光するミヤコマドボタルの幼虫
Canon EOS 7D / SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG
絞り優先AE F5.6 1/60秒 ISO 6400(撮影地:沖縄県宮古島市 2012.09.08)

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コメント(6)

こんにちは。
ミヤコマドホタルの説明と生息地を見ましたが
河川のないところにいるのに驚きました。
ホタルは川や田んぼ等にいるものだとばかり思っていたので・・・
宅地開発等によって生息数がこれ以上減らないよう、
宮古島高校の皆さんにホタルの保護に努力してほしいと
思っています。

ミヤコマドボタルの幼虫も見られてよかったですね。
メスの成虫の写真は初めて見ました。
ヤエヤママドボタルの幼虫と似ていますが、各節の黄色い縁取りの入り方が違うようです。

こんばんは。宮古高校の川端です。先日は大変お世話になりました。
掲載されている写真を拝見するたびに、古河先生との思い出が鮮明によみがえってきます。
私にとって古河先生と行動をともにした2日間は、本当に素晴らしい日々でした。ミヤコマドボタルについて調べたいことが山のように溢れ出て、どれから研究しようか日々考えているところです。
これからも宮古高校生物部で、ミヤコマドボタルについての調査や研究を継続して行っていきたいと考えております。あの素晴らしい輝きを絶やしてはいけないと強く思いました。
ミヤコマドボタルについて何か分かりましたら、また報告させていただきます。
今後ともよろしくお願いします。

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