池のくるみ(霧氷)

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 東京は12月18、19、20日と三日間も天気が崩れた。霧氷撮影には、待望の低気圧通過である。20日の夜は、誘惑に負けて午前3時まで忘年会だったため、 22日に霧ヶ峰へ行くことにした。「誘惑に負けていなければ、最上の風景が・・・」という悔しい経験が過去に何度もあるが、今回はどうだろうか?
 21日21時に自宅を出発。諏訪ICで降りて上諏訪ルートで目指したが、麓から積雪がありすぐにタイヤチェーンを装着。23時半。ファミリーゲレンデ前に到着。今年の1月27日の時のような、美しい霧氷に出会えるだろうか?期待に胸躍らせながら、6時に目覚ましをセットして就寝。

 快晴で無風の朝。気温は-11℃。周囲の木々は真っ白だが、霧氷ではなく着雪で白い。とりあえず八島ヶ原湿原まで行ってみる。積雪は30cm。やはり、どの木々も着雪で白いだけだ。その後、車山方面へも行ってみたが、美しい霧氷はどこにもない。昨日だったら霧氷が見られたのか?
 最後に、冬の時期にまだ立ち寄ったことのない踊場湿原(池のくるみ)に回ってみることにした。踊場湿原(池のくるみ)は、国の天然記念物に指定されている霧ヶ峯湿原植物群落のひとつ。夏にスジボソヤマキチョウを探しに来て、湿原を一周したことがある。雪道を下っていくと、小規模ではあるが湿原の周囲の木々に霧氷が付いており、まだ日の当たらない湿原(写真では、色温度が低いと影の部分は青く写る)を背景に逆光で白く輝いていた。もう少し時間が早ければ、朝霧が出ていて幻想的だったかも知れないが、これまでに撮影したことのないカットになった。

 「霧氷」というタイトルの写真集ができるくらい、こだわりをもって一つのテーマについて深く追求するのもよいだろう。この冬も、様々な霧氷風景を撮影したい。

IMG_3310.jpg

池のくるみ(霧氷)
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 1/200秒 ISO 400(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰高原 2013.12.22 7:35)

IMG_3311.jpg

池のくるみ(霧氷)
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 1/160秒 ISO 400(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰高原 2013.12.22 7:38)

コメント(4)

こんばんは、
長野の標高の高い所は雪との天気予報でしたので
この週末、どこにいらして撮影していらっしゃるのかなと
思っていました。
霧ヶ峰高原にいらっしゃたのですね。
踊場湿原(池のくるみ)という地名初めて知りました。
今までの山の斜面のカラマツの霧氷と又違った光景で
青く写った湿原を背景にした木々の霧氷が
とても新鮮に感じられとても素晴らしいお写真だと思いました。

こんにちは。
またまた素晴らしい写真ですね。
美しさをとことんまで追求されるお姿に感服です。

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