ゲンジボタル(勝浦2012年)

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 6月2日。午前4時半に自宅を出発。まず千葉県山武郡でアオヤンマを3時間半かけて撮影。その後、大多喜町の養老渓谷へ。ここでは、雨に降られて収穫なし。最後は、毎年、ゲンジボタルの観察と撮影をしている勝浦市へ。
千葉県勝浦市には、幾つかのゲンジボタルの生息地があり、昨年は、ゲンジボタル(勝浦2011年)で掲載した典型的な里山環境の地域で観察と撮影を行ったが、今年は、河川に水田と雑木林が隣接してはいるものの、近くに住宅地もある場所。車のライトや街灯、家の灯など、ホタルにとっては「光害」が多い地域ではあるが、それでも、およそ800mの範囲で東日本型のゲンジボタルが乱舞する。

 1カットの長時間露光撮影では、車のライトや街灯、家の灯等の影響があるため、美しい写真にならない。ここでは、 10秒ほどの露光で撮影したカットをPCソフトで重ね合わせた。このような写真は、ホタルの光跡がバラバラで、生態学的価値はまったくない。

参照:ホタル生態写真集

IMG_2526.jpg

ゲンジボタル
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
バルブ撮影 F1.4 10秒×24カット合成 ISO 250(撮影地:千葉県勝浦市 2012.06.02)

IMG_2527.jpg

ゲンジボタル
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
バルブ撮影 F1.4 10秒×13カット合成 ISO 320(撮影地:千葉県勝浦市 2012.06.02)

IMG_2528.jpg

ゲンジボタル
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
バルブ撮影 F1.4 10秒×18カット合成 ISO 320(撮影地:千葉県勝浦市 2012.06.02)

IMG_2529.jpg

ゲンジボタル
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
バルブ撮影 F1.4 10秒×25カット合成 ISO 320(撮影地:千葉県勝浦市 2012.06.02)

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コメント(6)

色といい、質感といい、素晴らしいのひとことです。
フルサイズのすごさを感じることができる写真だと思います。
光跡が追えないところだけが残念です。
30秒くらいでやってみたらどうでしょう。

こんばんは~。
もうこんな季節なんですね。
昨年、連れて行って頂いた光景が目に浮かびます。
あの日がホタルさんとの初対面でしたね(笑)
乱舞をみてみたいなぁ。

おはようございます。
ホタルが飛びかう季節になったのですね。
民家に近い所なのにこのように見られるのは
良いことですね。
20数年前につくばの田んぼへ農薬を散布する前に
地区の皆で見に行ったことを思い出しました。
又ホタルのお写真を見せて頂くのを楽しみにしています。
↑の満月を背景にしたホタルのお写真、幻想的で素敵ですね。

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