オオキトンボ

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 オオキトンボ(Sympetrum uniforme)を撮影するために、再び兵庫県を訪れた。前回は、オオキトンボ(初撮影) に掲載のように証拠程度のものしか撮れなかったため、およそ一ヶ月空けての再挑戦である。
 まずは加西市の溜池を訪れた。秋晴れで朝の気温は9℃。かなり寒いが、時間とともに上昇。先月に撮影した場所で待機するが、10時になってもオオキトンボは現れない。この場はすぐに諦め、小野市の溜池に移動。しかし、池畔を覗いても、あちこち見渡してもオオキトンボの姿はなし。時期が遅かったのか?或いは、ここは生息地ではなく通過点なのか?いや、そんなはずはない。半分、諦めモードで溜池近くの草原を散策。見つからない・・・。11時。残念無念で車に戻ろうと丘を上がった時、1頭のトンボが草原に降りていった。慎重に近づくと、オオキトンボであった。溜池に行ってみると、水際でホバリングしていたり、草に止まっているオオキトンボもいる。遠くの対岸では、雌雄が連結しながら打水産卵を行っている様子も見えた。朝の冷え込みで、活動時間が遅れたのかもしれない。ただし、1時間後の正午には、姿を消してしまった。探索してみると、岸辺の草むらや離れた草原の草むらで休む姿が見られた。
 今回は、体色全体が橙黄色で目立つ斑紋はなく、翅全体も薄い橙色。そして前胸にある長い毛など、オオキトンボの特徴を捉えた写真を撮ることができた。写真はすべて600mm(35mm換算960mm)で撮影。

 4年目にしてようやく撮影できた絶滅危惧ⅠB類のオオキトンボ。確実な生息地や詳細なポイントを人から教われば観察にも撮影にも苦労はしないが、私はそうはしない。他の昆虫の場合でもそうだが、いつも昆虫の生態を学び、分布域からその生息条件に合致する場所を一人で探しまわる。なぜなら、生息環境をこの目で確認し、生態系という背後のシステムまで理解しなければ、狙った昆虫を撮影したという行為だけで終わってしまうからだ。単なるブログのネタではなく、自然の大切さに思いを馳せ、それを伝えたい。そう思っている。以前、Yahoo! JAPANが私の事を「自然界からの使者」と紹介してくださった。今後もそうありたい。

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オオキトンボ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/800秒 ISO 3200(撮影地:兵庫県小野市 2013.11.02)

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オオキトンボ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/640秒 ISO 3200(撮影地:兵庫県小野市 2013.11.02)

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オオキトンボ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/800秒 ISO 2500(撮影地:兵庫県小野市 2013.11.02)

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オオキトンボ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/800秒 ISO 2000(撮影地:兵庫県小野市 2013.11.02)

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オオキトンボ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/1000秒 ISO 2500(撮影地:兵庫県小野市 2013.11.02)

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オオキトンボ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/800秒 ISO 1000(撮影地:兵庫県小野市 2013.11.02)

 三ヶ月連続の兵庫遠征。片道600kmの走行は遠くてきついが、今回は、時間的余裕があったため、エンジン回転数を2,000にキープしながら走ったところ、燃費が1L当たり18kmと好成績。間もなく17年目になる愛車。総走行距離は14万kmを越えたが、まだまだ快調である。

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コメント(4)

こんにちは。
オオキトンボが撮影できて良かったですね。
遠征はお疲れ様でした。
「単なるブログのネタではなく~」という真摯な態度は立派ですね。

こんばんは、遠い所への撮影の再挑戦の結果の
素晴らしいお写真を感動して拝見いたしました。
体全体が橙黄色で本当に珍しいトンボですね。
大黄トンボ(?)ということなのですが
体調は何センチ位なのでしょうか?
良く見かけるアキアカネよりは大きく
大型のシオカラトンボと同じ位でしょうか?
兵庫までいらっしゃるお気持ちが
このトンボを見て分かったような気がします。

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