新潟のトンボ達

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 14日の金曜日はホタル関係の会合でワイン2本を空けて記憶のないまま帰宅。翌土曜日は4時に出発し、ミドリシジミを求めて埼玉県内二カ所を探索するが、シャッターを切らすに帰宅。そして16日の日曜日。3時に起床して予定通り新潟へ向けて出発。先月から3度目の新潟遠征だが、今回は絶滅危惧Ⅰ類にランクされる北方系のトンボが目的である。出発時、東京の朝は雨。関越の湯沢からは曇り空になり、現地では晴れ。期待に胸躍るが、結果は、時期が早く羽化もこれからの様子であった。

 訪れた池は、たいへん水が澄んでおりジュンサイも自生している。写真に撮ることはできなかったが、池内では無数のゲンゴロウが泳いでいた。水槽以外でゲンゴロウを見るのは、初めてである。
 流石にここまで来て、一枚も撮らずに帰る訳にはいかない。池で一番目立ったクロスジギンヤンマ、目を凝らすとたくさん見えるオオイトトンボ、そしてモノサシトンボ。東京都内でも普通に見ることができるトンボ達だが、モノサシトンボ(オス)の黒色化に見るように、地質構造上、関東のものとは違った種分化をしている可能性が高い。
 今の池の主であるクロスジギンヤンマがいなくなる頃、きっと目的のトンボが飛んでいるに違いない。機会かあれば、再訪したい。

IMG_3102.jpg

産卵するクロスジギンヤンマ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F7.1 1/500秒 ISO 1000(撮影地:新潟県 2013.06.16)

IMG_3103.jpg

オオイトトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F7.1 1/160秒 ISO 3200(撮影地:新潟県 2013.06.16)

IMG_3104.jpg

モノサシトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F7.1 1/125秒 ISO 640(撮影地:新潟県 2013.06.16)

IMG_3105.jpg

産卵するモノサシトンボのペア
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F13 1/400秒 ISO 3200(撮影地:新潟県 2013.06.16)

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コメント(4)

こんにちは。
ワイン2本を空けて、翌朝4時に運転とは、驚くばかりです。
私なら午前中はダウンですね。
次回は目的のトンボが見られると良いですね。

こんばんは、
トンボの季節になりましたね。
花は1週間から10日程早く咲いているのに
トンボの羽化は少し遅いのでしょうか?
目的のトンボが撮れなくて残念でしたね。
でもオオイトトンボは綺麗ですし、
久しぶりにモノサシトンボを見せて頂けました。
梅雨の最中、昆虫を撮るのはむずかしいですね。

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