ミヤマモンキチョウ

| コメント(4)

 ミヤマモンキチョウ(Colias palaeno)は、浅間山系及び飛騨山脈の森林限界(1,800m)以上の高山帯にのみ生息するシロチョウ科の高山蝶で、 Colias palaeno aias(浅間山系亜種)と Colias palaeno sugitanii(飛騨山脈亜種)という2亜種に分類されている。
 普通種のモンキチョウよりもひと回り小さく、オスは、地色が黄色で翅表の外縁には黒い帯模様があり、翅縁・触角・脚がピンク色なのが特徴で、高山帯の岩礫地に生育するクロマメノキを食草としている。クロマメノキは、別名アサマブドウともいい、ブルーベリーに似た実は食用になる。
 ミヤマモンキチョウは、マニアの採集とクロマメノキの盗掘による減少が著しく、2亜種とも環境省RDBでは準絶滅危惧(NT)として記載され、群馬県では絶滅危惧Ⅰ類、長野県では準絶滅危惧種、富山県・岐阜県では、絶滅危惧Ⅱ類に選定している。また、長野、群馬、富山では天然記念物にも指定している。

 ミヤマモンキチョウは、2011年7月に長野県東御市にある湯の丸山(標高2101m)において証拠程度の一枚を記録したのみで、昨年、湯の丸山では、ミヤマシロチョウを撮影しただけでミヤマモンキチョウには出会えなかった。そこで今年は、ミヤマモンキチョウが多産すると言われる同市にある池の平湿原(標高2000m)に行ってみた。
 湿原に到着すると、すぐに1頭の黄色いチョウが目に入ったが、ただのモンキチョウ。見渡してみるが、他には何も飛んでいない。遊歩道を歩いて行くと一角にクロマメノキの群落があり、そこにミヤマモンキチョウはいた。10頭以上は飛んでいるだろうか。しかし、遠くて写せない。また、ちょうど活発に飛び回る時間帯。小一時間ほど、その場で観察していると、ようやく1頭が、何とか写せる距離の所に止まってくれた。満足できる結果ではなく不完全燃焼だが、ミヤマモンキチョウの特徴だけは捉えたと思う。

IMG_3460.jpg

ミヤマモンキチョウとクロマメノキ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4
絞り優先AE F5.6 1/500秒 ISO 1000 +2/3EV トリミング(撮影地:長野県東御市池の平湿原 2014.7.12)

IMG_3461.jpg

ミヤマモンキチョウ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4
絞り優先AE F5.6 1/500秒 ISO 250 +2/3EV トリミング(撮影地:長野県東御市池の平湿原 2014.7.12)

コメント(4)

こんにちは。
私もホタルさんに触発されて、蝶やトンボを見つけると、撮ってみようという気が時々起るよううになりました。
ところがいざカメラを向けると、すぐに逃げられ、10分くらい追っかけっこをして、結局、収穫なしで終わります。
1時間も観察するというのは私には無理です。ビギナーズラックの偶然のシャッターチャンスを狙うことにします。

ミヤマモンキチョウ、翅の周りが赤く(?)縁どられているのですね。
8月22日に池の平湿原に行く予定になっているので
(高峰高原等数か所を含めて)見られると良いなと思っています。
その頃にまだ飛んでいるでしょうか?
花を撮るのが目的なので出会えても撮れるかどうかわからないのすが、せめて姿を見てみたいと思います。

コメントする

アーカイブ

アイテム

  • IMG_3714.jpg
  • IMG_3713.jpg
  • IMG_3712.jpg
  • IMG_3711.jpg
  • IMG_3710.jpg
  • IMG_3709.jpg
  • IMG_3708.jpg
  • IMG_3707.jpg
  • IMG_3706.jpg
  • IMG_3705.jpg
Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。

自然を愛し、自然をたいせつにする写真家です。
自然を愛する写真家
自然を愛する写真家バッジ

にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ
にほんブログ村

チャレンジ25キャンペーン
チャレンジ25宣言

写真表示

  1. 掲載写真は、クリックしますと全て拡大表示されます。
  2. ただし、HP容量の関係上、古い記事で写真が綺麗でないものは、写真が×マークになっており表示されません。
  3. 写真の著作権は古河義仁に帰属します。詳しくは「写真映像の貸出使用について」をご覧下さい。

写真の理念と昆虫リスト

最近のコメント

  • 購読する(Atom) atom
  • 購読する(RSS 1.0) rss
  • 購読する(RSS 2.0) rss