ヒメシジミ(開翅)

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 ヒメシジミ(Plebejus sngus micrargus)は、北海道には、北海道亜種が広く分布し、本州と九州(九重高原のみ)には、本州・九州亜種が分布しているが、西に進むに従って山地性となり、分布は局所的である。環境省RDBには準絶滅危惧に、多くの都道府県のRDBに絶滅危惧Ⅰ類、絶滅危惧Ⅱ類として記載されている。東京都と神奈川県では絶滅としている。
 ヒメシジミは、過去に群馬県と福島県で撮影し掲載もしているが、いずれも翅は擦れ、色も褪せた個体ばかりであった。今期、ようやく綺麗な翅表のヒメシジミを撮影することができたので掲載。写真1と2は、7/5に新潟県の魚沼スカイライン(十二峠)で撮影した個体(オス)で、3~4は、今回の長野遠征時、霧ヶ峰高原の踊場湿原で撮影した個体(オス)である。踊場湿原(池のくるみ)のヒメシジミは、大型で青味が強く、たいへん美しい個体であった。

 今回の長野遠征は、霧ヶ峰、池の平湿原(東御市)、鬼無里経由で白馬入りという行程。それぞれの箇所に違った種類のチョウを目的として挑んだが、霧ヶ峰では目的を達成できず、池の平湿原では不完全燃焼、白馬においては、目的のチョウを目前にしながら違う種類と思い込んでしまい、いい加減な1カットのみという失態。あれもこれもと欲張り過ぎて、時間を決めて移動した結果かも知れない。次の三連休は、山岳遠征を予定。どうか雨が降りませんように!

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ヒメシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.6 1/320秒 ISO 200(撮影地:新潟県十日町市 2014.7.5)

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ヒメシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.6 1/320秒 ISO 200(撮影地:新潟県十日町市 2014.7.5)

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ヒメシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 800 -1/3EV(撮影地:長野県諏訪市霧ヶ峰 2014.7.12)

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ヒメシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 320(撮影地:長野県諏訪市霧ヶ峰 2014.7.12)

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ヒメシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/160秒 ISO 200 +2/3EV(撮影地:長野県諏訪市霧ヶ峰 2014.7.12)

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