池間湿原

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シリーズ「宮古島の自然と昆虫」その3

 二日酔いもなく、6時に起床。8時にホテルを出発し、宮古高校の先生とポイントを廻る。前日の夜に無数のミヤコマドボタル(幼虫)を見た場所に向かい、生息環境を調べる。次にむかったのは、池間島の中心部にある38haの広さを有する沖縄県で最大の湿原、池間湿原。池間大橋を渡り、サトウキビ畑の農道を進む。更に細い砂利道を奥まで行くと池間湿原が見渡せる場所に着く。地元ではユニムイと呼ばれるこの湿原は、環境省選定の日本の重要湿地500に選定されるとともに、 2011年11月1日には「池間鳥獣保護区」として島全体が国の鳥獣保護区に指定されている。昆虫類も豊富で、トンボ類では、オキナワチョウトンボ、リュウキュウベニイトトンボ、ムスジイトトンボ、タイワンウチワヤンマ、アオビタイトンボ、アメイロトンボ等が確認されているが、近年、水草の繁茂や周辺の陸地からの土砂の流入により陸地化が急速に進み、湿原の面積は次第に小さくなっており、湿原の保全が大きな問題となっていると聞く。
 池間湿原は、遊歩道がないので立ち入ることはできない。トンボ類の撮影は難しいが、偶然に飛んできたオキナワチョウトンボを撮影することができた。この後の記事は、トンボとチョウの連載、その他の昆虫、そしてミヤコマドボタルという順で紹介していく・・・つづく。

IMG_2796.jpg

池間湿原
Canon EOS 7D / EF100-300mm f/4.5-5.6 USM
絞り優先AE F10 1/500秒 ISO 200(撮影地:沖縄県宮古島市 2012.09.09)

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コメント(2)

こんばんは。
私も以前行きましたが、宮古島はすごくいいですよね。
ミヤコマドボタルとキイロスジボタルも見られたようでよかったですね。
写真楽しみにしています。

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