彼岸花

| コメント(2)

 彼岸花(Lycoris radiata Lycoris)は、突然茎が伸びてきて鮮やかな色の花を咲かせ、数日で花が終わって茎だけになる。花のあとで葉が伸びてくるが、冬と春を越して夏近くなると全く消えてしまう。葉のあるときには花はなく、花のときには葉がない。 このことから韓国では「サンチョ(相思華)」と呼ぶ。根のところにはリコリンという毒があるが、この毒は水で何回もさらせばとれるので昔の人はこの根の部分からデンプンをとって飢饉の際の食料とした。田んぼのあぜ道や土手に多くみかけるが、これはノネズミがあぜ道や土手に穴を開けるのを、彼岸花の毒性のある球根を植えることで防いだからという説がある。別名「曼珠沙華」。"天上の花"という意味。おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天からふってくるという仏教の経典による。

 彼岸花の群生地として知られている埼玉県日高市の巾着田。例年ならば、朱色のジュータンを敷き詰めたように咲き誇るが、2010年は残暑が厳しかったため、お彼岸になっても、まだ咲いていない状況だ。写真は、10年ほど前にフィルムで撮影したもの。

IMG_0991.jpg

彼岸花
OLYMPUS OM-2 TAMRON TELE-MACRO 28-70mm F22 AUTO / FUJICHROME Velvia

コメント(2)

こんばんは~。
巾着田はカワセミも有名スポットですよね。
私も10年ほど前にカワセミ狙いで行ったことがあります。
彼岸花も咲いていた時期なので、楽しんだ記憶があります。
今じゃ、有名になりすぎちゃって凄い人ですよね。
この圧巻シーンをぜひ撮りたいとも思いますが、人の多いところは避けたい性分なので、なかなか脚が向きません。

リンク、ありがとうございました。
私からもリンクさせて頂きました。
これからもよろしくお願い致します。

コメントする

アーカイブ

アイテム

  • IMG_3311.jpg
  • IMG_3310.jpg
  • IMG_3309.jpg
  • IMG_3308.jpg
  • IMG_3307.jpg
  • IMG_3306.jpg
  • IMG_3305.jpg
  • IMG_3304.jpg
  • IMG_3303.jpg
  • IMG_3302.jpg
Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。

自然を愛し、自然をたいせつにする写真家です。
自然を愛する写真家
自然を愛する写真家バッジ

にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ
にほんブログ村

チャレンジ25キャンペーン
チャレンジ25宣言

写真表示

  1. 掲載写真は、クリックしますと全て拡大表示されます。
  2. ただし、HP容量の関係上、古い記事で写真が綺麗でないものは、写真が×マークになっており表示されません。
  3. 写真の著作権は古河義仁に帰属します。詳しくは「写真映像の貸出使用について」をご覧下さい。

写真の理念と昆虫リスト

最近のコメント

  • 購読する(Atom) atom
  • 購読する(RSS 1.0) rss
  • 購読する(RSS 2.0) rss