トウキョウサンショウウオ(フィルム)

| コメント(0)
Hynobius_tokyoensis.jpg

OLMPUS OM-2 ZUIKO MC-AUTO 50mm / F11 AUTO / FUJICHROME Velvia

「トウキョウ(東京)」と名の付く生物はそう多くはない。トウキョウダルマガエル、トウキョウサンショウウオ・・・。東京で最初に発見されたこのサンショウウオは、体長約10cmの有尾類。有尾類は日本全体で17種、東京には4種類生息している。この他にハコネサンショウウオ、ヒダサンショウウオ、ニホンイモリが生息しており、ハコネサンショウウオは主に渓流の源流部、ヒダサンショウウオは山間部の渓流に生息しているのに対して、ニホンイモリは、丘陵地の谷戸田やきれいな溜池に、トウキョウサンショウウオは丘陵地の谷戸の小さな湧水とその周辺の雑木林を生息場所としている。トウキョウサンショウウオは、一生を水中で生活するオオサンショウウオ等とは異なり、普段は水場近くの雑木林の林床で、落ち葉の下のミミズ等を食べて生きている。そして3~5月の繁殖期にだけ、湧水の溜まった池や小さな流れに入り、クロワッサン状の一対の卵嚢を枯れ枝等に産み付ける。孵化した幼生はミジンコ等を食べ、秋までには上陸して林床生活に入りる。寿命はおよそ15年と言われている。

コメントする

アーカイブ

アイテム

  • IMG_3311.jpg
  • IMG_3310.jpg
  • IMG_3309.jpg
  • IMG_3308.jpg
  • IMG_3307.jpg
  • IMG_3306.jpg
  • IMG_3305.jpg
  • IMG_3304.jpg
  • IMG_3303.jpg
  • IMG_3302.jpg
Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。

自然を愛し、自然をたいせつにする写真家です。
自然を愛する写真家
自然を愛する写真家バッジ

にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ
にほんブログ村

チャレンジ25キャンペーン
チャレンジ25宣言

写真表示

  1. 掲載写真は、クリックしますと全て拡大表示されます。
  2. ただし、HP容量の関係上、古い記事で写真が綺麗でないものは、写真が×マークになっており表示されません。
  3. 写真の著作権は古河義仁に帰属します。詳しくは「写真映像の貸出使用について」をご覧下さい。

写真の理念と昆虫リスト

  • 購読する(Atom) atom
  • 購読する(RSS 1.0) rss
  • 購読する(RSS 2.0) rss